電気代って毎月支払うものなので、少しでも安くしたいですよね。
知らず知らずのうちに毎月高い電気代を支払っていたという人もいるのではないでしょうか?
とはいえテレビでやっているような節約術をするのはめんどくさいと思っている、そんなあなた!
この記事では簡単に電気代を節約できる方法を紹介しています。
私はこの方法で電気代を月3000円以上節約することに成功しました!
節約前 節約後


電気会社を切り替える

私がおすすめしたいのは電力会社を切り替えることです。
これは電気代を節約したい人にまずやってもらいたい方法となっています!
理由は電気の使用時間を短くしたり、電源コードを抜いておいても節約できる金額はそんなに大きくないからです。
もちろんそういった部分を削っていくのも大事なのですが、まずは大きく電気代を下げられる可能性があるこの方法から検討するのが近道だと思います。
簡単な手続きをするだけで月3000円以上の節約になることもあるので、まずはご自身の月々の電気代の見直しからやってみましょう!
あなたの電気代は適正?

そもそもひと月に使う電気代はどれくらいが普通なのでしょうか?
2021年の世帯人数別の平均電気代は以下のようになっています。
(1人世帯:家計調査/家計収支編 単身世帯|e-stat参照)
(2人~6人以上世帯:家計調査/家計収支編 二人以上の世帯|e-stat参照)
もちろん電気代は住んでいる地域や季節、物件などや生活リズムによっても上下しますが、私は少し高いのではないかと思っています。
ちなみに私のひと月の平均電気代と使用条件は以下の通りです。


住まいは大阪ということで暑さ寒さが厳しい地域ではありませんが、エアコンはそれなりに使っていますし、特別節約に気を使っているわけではないのに一人世帯の全国平均と約4000円の差があります。
このことから考えるともう少し電気を使う世帯でも全国平均よりも月1000~2000円以上は節約できると思っています。
さて、この話を踏まえてあなたの月々の電気代はいくらですか?
節約できそうだと思った方は次に進みましょう!
電気代の計算方法とは?

次に電気代がどのように計算されているかチェックしてみましょう。
多くの電力会社では以下の計算式で電気代が計算されています。
この式の中で電力会社によって変わるのは基本料金と電力料金の二つです。
それでは説明していきます。
基本料金
基本料金とは契約プランごとに設定された固定料金のことです。
どれだけ電力使用量が少なくてもこの料金は一定です。
電力料金
次に電力料金は電力使用量に対してかかる料金のことで、従量料金とも呼ばれます。
1kWhにつき〇円、というように金額が設定されており、その月に使った電力量に比例して金額が大きくなっていきます。
また、電力会社の中には三段階料金を採用している会社が多いです。
三段階料金とは電力使用量に応じて、単価設定を3段階に分けたものです。
電力を使用すればするほど、単価が高くなっていくように設定されています。
ちなみに私が契約している関西電力の「従量電灯A」プランを例にすると以下のようになります。

このプランで月に使った電力量が60kWhとすると電気代は
341.01+20.31×(60-15)=1254.96円に燃料調整費と再エネ賦課金を加減した料金になります。
燃料調整費と再エネ賦課金は電力会社を切り替えてもほとんど変わらないですが、これらも電力使用量を減らせば節約することができますし、軽く説明しているので興味のある方は確認してみてください!
燃料調整費
燃料費の変動を迅速に電気料金に反映させる制度。日本は燃料資源のほとんどを輸入でまかなっているため、世界情勢によって燃料価格が大きく変動します。
電気料金が固定されたままだと燃料価格が高騰した時に発電事業者が大赤字になってしまう可能性があるため制定されました。
再エネ賦課金
太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを普及するために毎月の電気代の一部として自動的に徴収されるお金のことです。
短期的に見ればこのお金で負担が増えますが、再生可能エネルギーが普及すると電気料金が燃料価格の影響を受けにくくなるので安定します。
将来の電気代を安定させるために払っているお金というイメージです。
さて次はいよいよあなたの契約している電力会社の料金をチェックしてみましょう!
あなたの電力会社の料金は高い?

あなたの電力会社の料金が高いかを判断するには
この2つを確認する必要があります。
まずはあなたがひと月に使用している電力量から確認しましょう。
確認はwebや紙の「電気使用量のお知らせ(検針票)」で行うことができます。
ちなみに私の先月の使用量は61kwでした。

次にあなたの電力会社の料金単価を確認しましょう。
webで電力会社の公式ページを検索すれば簡単に料金単価を見ることができるはずです。
参考に先ほどの関西電力の「従量電灯A」プランと比較してみてください。

試しにあなたの電力使用量をこの料金表に当てはめて計算してみましょう。
計算して出てきた値が、あなたが仮に関西電力の「従量電灯A」プランで契約した時のひと月の電気代になります。
(※2022年5月時点の単価で計算した数字です)
電力会社ってどう選べばいいの?
でも電気会社の切り替えを検討してみてと言われても、選び方がわからないですよね(笑)
次は電力会社の選び方について説明したいと思います。
選び方のポイントとしては以下の3点が挙げられます。
それでは1つずつ説明していきます。
供給エリアをチェックする
1つ目のポイントは供給エリアをチェックすることです。
全国展開している電力会社もありますが、地域が限られている電力会社も多く存在しています。
もし安くていいと思った電力会社があっても、あなたが住んでいる地域への電気の供給がなければそもそも契約することができません。
そのため、電力会社をチェックする場合はあなたの住んでいる地域への電気の供給があるかチェックしましょう。
料金プランをチェックする
2つ目のポイントは料金プランをチェックすることです。
電気代を安くするために電力会社を選ぶわけですから、いうまでもなくこれも必須です。
先ほどあなたの電力会社の料金プランを調べた時と同様に、気になる会社のホームページで料金単価を確認しましょう。
また時期によってはキャンペーンなどで電気代が安くなる場合がありますので、それも合わせて確認しましょう。
逆に解約料金がかかる電力会社もあり、思わぬ損をすることもあるので注意してください。
以下の記事では誰が契約しても安くなる料金プランがあるか解説しているので合わせてチェックしてみてください!
[全員電気代が安くなる!?]万能な料金プランがあるか調べてみた
新電力会社に注意する
3つ目のポイントは新電力会社に注意することです。
新電力会社とは、2016年4月に電力自由化により電力の小売りが自由にできるようになり、参入してきた会社のことです。
新電力会社が参入してきたことにより、これまでの大手電力会社になかった新しい自由な料金プランが誕生しました。
そのため自分の電気使用事情に応じてプランを切り替えれば、電気代を安くできることが可能になりました。
しかし、コロナやウクライナ情勢による燃料費の高騰が原因で倒産したり、電力事業から撤退した会社も増えています。
実際に撤退を余儀なくされた新電力会社からサービスを終了するため新しい電力会社を探してください、と連絡が来ることもあるようです。
急に電気代が高騰することもあるので、新電力会社を選ぶ場合は注意しましょう。
電力会社はどうやって切り替える?

切り替えたい電力会社が見つかったら早速切り替えの手続きをしましょう。
電力会社を切り替えるには、まずwebや紙の「電気使用量のお知らせ(検針票)」で地点番号とお客様番号(契約番号)を確認してください。
次に切り替えたい電力会社にwebや電話で申し込みを行いましょう。
その際に確認した地点番号とお客様番号(契約番号)が必要になります。
申し込みに必要な時間は通常は10~15分程度です。
以上で手続きは終了です!
今契約している電力会社に解約手続きをする必要はありません。
※地点番号またはお客様番号(契約番号)がわからない場合は連絡しなければならないときがあります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
冒頭でも述べた通り、電気会社を切り替えただけで月3000円以上も電気代を節約することもできます。
もし電気代についてなにも考えていない人がいれば、まずは自分の電気代事情を把握するところから始めましょう。
もしかすると知らず知らずのうちに無駄な電気代を支払っているかもしれません。
ではまた🙌